・1型糖尿病または成人潜在性自己免疫糖尿病を有する方
・事前検診前6ヶ月以内に入院を必要とするケトアシドーシスまたは高浸透圧状態の既往があるコントロール不良の糖尿病歴がある方
・増殖糖尿病性網膜症、糖尿病性黄斑症または急性治療を要する重度の非増殖糖尿病網膜症の既往歴のある方
・糖尿病に関連することが多い併存疾患(高コレステロール血症、高血圧、甲状腺機能低下症)を有しており、事前検診前の30日以上にわたり、安定した用量の薬剤で十分にコントロールされていない方
・事前検診 6 ヶ月以内に、他者の介助を必要とする低血糖により引き起こされる神経症状の発現があったと定義される重症低血糖の既往がある、または重症低血糖の既往がある方、低血糖状態の認識が低い方
・臨床的に問題となる胃内容排出異常(例:重度の糖尿病性胃不全麻痺または胃幽門閉塞)を有する、肥満に対する胃バイパス手術、スリーブ状胃切除術、または摂食制限手術を受けた、もしくは胃腸の蠕動運動に直接作用する薬剤を常用している方
・尿閉、安静時頻脈、起立性低血圧、または糖尿病性下痢があることが明らかな、自律神経ニューロパチーの診断を受けている方。
・他の内分泌障害(例:クッシング症候群またはプラダーウィリ症候群など)により誘発された肥満の方。
・事前検診前 6 か月以内に,心筋梗塞,不安定狭心症,冠動脈バイパス術、経皮的冠動脈インターベンション(診断的血管造影は許容される)、一過性脳虚血発作、脳血管発作又は非代償性うっ血性心不全、もしくは現在ニューヨーク心臓協会(New York Health Association:NYHA)心機能分類 III 度又は IV 度の心不全を有する方
・12 誘導心電図で、Fridericia 法を用いて補正した QT 間隔(corrected QT interval using Fridericia’s formula:QTcF)が男性の場合 450 msec 超、女性の場合 470 msec 超、PR 間隔短縮、又は PR 間隔が 220 msec 超、第2 度又は第 3 度房室ブロック、心室内伝導障害で QRS が 120 msec 超、右脚ブロック、左脚ブロック又はウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群などの異常が認められ、本治験への参加に伴ってリスクが高まる、又は心電図(QT)データの解析に交絡をもたらす可能性があると治験責任医師又は治験分担医師が判断する方
・事前検診時,収縮期血圧が 160mmHg 以上,または拡張期血圧が 95mmHg以上の方。心拍数は、50 回未満、または 100 回以上の方
・重症のアトピー(重症又は複数のアレルギー発現)、もしくは臨床的に問題となる複数の薬剤に対するアレルギー又は重度の薬剤アレルギー、局所コルチコステロイド過敏症又は高度の投与後過敏反応(重症多形紅斑、線状 IgA 皮膚症、中毒性表皮壊死症、アナフィラキシー、血管性浮腫又は剥脱性皮膚炎など)の既往歴を有する方
・事前健診の前 5 年未満の間に、進行性又は未治療の悪性腫瘍を有する、又は臨床的に問題となる悪性腫瘍(基底細胞癌、皮膚有棘細胞癌、子宮頸部上皮内癌、又は前立腺上皮内癌を除く)の寛解状態にあった方
・多発性内分泌腺腫症 2A 型又は 2B 型、甲状腺 C 細胞過形成、もしくは甲状腺髄様癌の既往又は家族歴(一等親血縁者)を有する方
・治験薬服用中にリスクとなる臨床的に重要な状態、又はデータの解釈に影響を及ぼす状態にある、またそのような状態の既往がある方
・急性もしくは慢性膵炎の既往がある、又は空腹時血清トリグリセリド値が 500 mg/dL 超である方
・肝疾患、肝疾患の明らかな臨床的徴候又は症状、急性又は慢性肝炎を有する、もしくは事前検診時の臨床検査で次のいずれかの異常が認められる方
・B 型肝炎の所見がある、B 型肝炎ウイルスコア抗体陽性である、B 型肝炎ウイルス表面抗原陽性である、またはその両方である方
・C 型肝炎の所見がある、C 型肝炎ウイルスコア抗体陽性である、C 型肝炎ウイルス表面抗原陽性である、またはその両方である方
・ジルベール症候群の既往がある方
・HIV 感染所見がある、HIV 抗体が陽性である、またはその両方である方
・梅毒の所見がある、または梅毒検査が陽性である方
・臨床的に重要であると治験責任医師または治験分担医師が判断した精神疾患を有する、又はそのような精神疾患が継続中である方
・薬物を乱用している、薬物検査において陽性である、又はその両方であるため薬物乱用の疑いがある方
・1 週間のアルコール摂取量が平均で男性は 21 単位/週、女性は 14 単位/週を超える、または入院日の 24 時間前から当院を退院するまでアルコール摂取を中止する意思がない方(1 単位 = ビール 12 oz 又は 360 mL、ワイン 5 oz 又は 150 mL、蒸留酒 1.5 oz 又は 45 mL)
・異常ヘモグロビン症、溶血性貧血又は鎌状赤血球貧血症である、もしくはヘモグロビン値が男性 11 g/dL 未満、女性 10 g/dL 未満である、又は HbA1c の値 に影響を与えることが知られているその他の状態である方
・甲状腺機能低下症又は甲状腺機能亢進症の所見がある、または甲状腺刺激ホルモンの異常を有する、またはその両方である方。過去 3 ヵ月 以上甲状腺ホルモン補充療法を安定的に実施しており、臨床的に甲状腺機能が正常で、治験期間中その用量を継続することが予測される方は、参加可能。
・事前検診前 3 ヵ月以内にメトホルミン、DPP-4 阻害薬又は SGLT-2 阻害薬以外の血糖降下薬を使用している方
・強力なチトクローム(cytochrome P450:CYP)3A 阻害薬及び P-糖タンパク質/乳癌耐性蛋白(P-glycoprotein/breast cancer resistant protein:Pgp/BCRP)の基質で治療指数が狭い薬剤を使用している方
・事前検診前 3 ヵ月以内に体重減少を促進することを目的としたサノレックス®(マジンドール)などの処方薬または非承認のその他の輸入医薬品を投与した、又は投与する予定がある方
・過去 1 年間または事前検診前 4 週間以内に、グルココルチコイドの全身投与(局所製剤、関節内投与製剤又は吸入製剤は除く)を長期間(2 週間 を超えて)受けたことがある方
・カフェイン飲料を除く中枢神経系刺激薬(リタリン-SR®など)を服用している方
・GLP-1RA、治験薬に対してアレルギーがある方
・治験薬を用いる臨床試験に現在参加されている方