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謝礼・お金

スクリーニング不合格でも謝礼は出る?規定と実態まとめ

2024.07.07 読了時間:約5分

治験に応募してスクリーニング(事前健康診断)まで進んだのに不合格になった——そのとき謝礼はどうなるのだろうか。「せっかく時間と交通費をかけて来たのに、何ももらえないのか」と不安に思う人も多い。この記事では、スクリーニング不合格時の謝礼・交通費の実態、不合格になる主な理由、そして再チャレンジの可否を整理する。

スクリーニング不合格時の謝礼の実態

交通費は合否に関わらず出るケースが多い

スクリーニングを受けて不合格になった場合、本試験の謝礼(10万〜30万円等)は当然発生しない。ただし、スクリーニング当日の交通費については「合否に関わらず支給する」という規定を設けている施設が多い。相場は3,000〜5,000円程度で、実際にかかった交通費より少し多めに設定されているケースもある。当日の手渡し、または後日振込で受け取れる。

交通費支給の条件として多いのは「インフォームドコンセント(同意書)に署名してからスクリーニングを受けた場合」だ。スクリーニング前に「やっぱりやめます」と施設を辞した場合は、交通費が出ないこともある。

施設によって異なる——事前確認が大切

正直なところ、スクリーニング交通費の扱いは施設や試験ごとに異なる。「必ず出る」という保証はないため、応募前に担当者に確認しておくか、施設のFAQや案内文書を読み込んでおくことを勧める。「スクリーニング交通費はどのように支給されますか」と電話やメールで質問するのは全く問題ない。

スクリーニングで不合格になる主な理由

検査値が基準値外——当日の体調が影響する

スクリーニングで最も多い不合格理由が、当日の血液検査・尿検査・血圧測定の結果だ。血圧が収縮期140mmHg以上または拡張期90mmHg以上、肝機能(AST・ALT)が基準値の1.5倍以上、中性脂肪が高すぎる——こうした結果が出ると除外される。

重要なのは、これらの値の一部は当日の体調・前日の生活習慣に大きく左右されるという点だ。前日にアルコールを飲むと中性脂肪が上がる。睡眠不足は血圧を上げる。塩分の多い食事も血圧に影響する。「体そのものの問題」ではなく「その日の体調の問題」で落ちることがある。

別の試験で改めて挑戦する際は、スクリーニング前日の節酒・十分な睡眠・カフェイン制限を意識するだけで結果が変わる可能性がある。前回の不合格を糧にできる部分だ。

服薬・喫煙・既往歴——生活習慣・属性の問題

降圧薬・抗うつ薬・抗糖尿病薬などを服薬中の場合は、多くの「健康な成人」を対象とした試験で除外される。薬で数値がコントロールされていても、「治療中である」という事実が除外基準に該当するためだ。サプリメントでも、種類によっては除外対象になることがある。

喫煙は試験によって扱いが異なる。禁煙が参加条件の試験ではヘビースモーカーは除外されるが、喫煙者を対象とした試験もある。自分の喫煙状況を確認したうえで、条件に合った案件を選ぶことが効率的だ。

「体の問題ではなく枠の問題」のケースもある

意外と知られていないのが、検査値も属性も問題ないにもかかわらず不合格になるケースだ。治験の募集は「20代男性10名・30代男性10名」のように年齢・性別ごとの枠で管理されていることが多い。特定の枠がすでに埋まっていると、基準を満たしていても選外になることがある。

この場合の不合格は「体の欠陥」とは一切関係がない。試験の都合による選考結果であり、次の試験では同じ状況でも合格することがある。「何度応募しても落ちる」と感じている人は、枠の問題が重なっている可能性もある。

不合格後の対応と再チャレンジの可否

再チャレンジは基本的に可能

スクリーニングで不合格になっても、次の機会に同じ施設や別の施設の案件に応募することは基本的に可能だ。ただし、治験間隔(ウォッシュアウト期間)の規定——通常は前回の試験(スクリーニング含む)から3〜6ヶ月——については確認が必要だ。同じ試験への再応募については、施設のポリシーによって異なる。

検査値が原因の場合は、生活習慣を改善して再挑戦する価値がある。γGTP(肝機能)は1〜2週間の節酒で下がることがある。中性脂肪は前日の食事・飲酒管理で変動する。血圧は当日の体調管理で改善できることが多い。一方、BMIや慢性的な疾患に起因する不合格は、短期間での改善が難しい場合もある。

不合格通知のタイミングと対応

スクリーニングの結果通知のタイミングも施設によって異なる。当日中に伝えてくれる施設もあれば、血液検査の結果が出る1〜2週間後にメールまたは電話で連絡が来る施設もある。待っている間は「合格の可能性もある」と思いながら連絡を待つしかない。

不合格の連絡を受けた後、「なぜ不合格だったのか」を教えてもらえるかどうかも施設によって異なる。検査値の具体的な数値を教えてもらえれば、どの数値が基準から外れたのかがわかり、次回への対策を立てやすくなる。遠慮せず確認してみよう。

合格率を上げるための事前準備

スクリーニング前1週間でできる準備

不合格を繰り返さないために、スクリーニング前1週間で取り組めることがある。まずアルコールを控えること(肝機能・中性脂肪の改善)。塩分の多い食事を避けること(血圧の管理)。十分な睡眠をとること(血圧・全般的な検査値の安定)。当日の朝はカフェインと喫煙を避けること(血圧に影響)。

前日夜から採血まで絶食(施設の指示に従う)し、水分補給(水・カフェインなしのお茶)は積極的に行う。採尿のためにも水分は必要だ。当日は余裕を持って来院し、施設で測定前に数分間安静にしておくと血圧が落ち着く。施設によっては2〜3回測定した平均値を採用するため、最初の1回が高くても諦めなくてよい。

自分の属性に合った案件を選ぶ

「健康な成人全般」を対象とする試験以外に、特定の属性を持つ人が有利になる案件もある。BMIが25以上の方を対象にした肥満症関連の試験、40代以上を対象とした試験、特定の疾患を持つ患者を対象とした試験——これらは「普通の健康成人」には参加資格がない。逆に言えば、自分が「標準的な健康成人」の枠からはみ出した属性を持っていれば、そこに特化した案件を探すと参加機会が増える可能性がある。

モニコムの案件詳細には参加条件が記載されている。BMI範囲・喫煙可否・年齢範囲・対象性別——自分の状況をあらかじめ把握し、条件が合う案件に絞って応募することが、スクリーニング合格率を上げる近道だ。

まとめ——不合格は「次のチャンス」のある関門

スクリーニング不合格時の謝礼は、交通費(3,000〜5,000円程度)が合否に関わらず支給される施設が多い。本試験の謝礼は発生しないが、交通費だけでも手元に残る。不合格の理由は検査値の問題・属性の問題・枠の問題と様々で、必ずしも「自分の体に問題がある」とは限らない。次のスクリーニングに向けて前日の生活習慣を整えるだけで結果が変わることもある。一度の不合格で諦めず、自分に合った案件を選んで挑戦し続けることが合格への道だ。

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