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謝礼・お金

治験の謝礼相場は?日帰り〜入院14泊まで金額一覧

2025.10.04 読了時間:約5分

「治験の謝礼ってどのくらいもらえるの?」という疑問に対して、明確な数字で答えている情報は意外と少ない。「数万円〜数十万円」という幅広い表現ばかりで、具体的にどの形式でいくらもらえるのかが把握しにくい。この記事では、日帰り(通院型)から入院14泊まで、参加形式別の謝礼金額を一覧で整理する。さらに謝礼が決まる仕組みと、税務上の注意点もまとめた。

治験の謝礼(負担軽減費)とは

治験の謝礼は正式には「負担軽減費」と呼ばれる。参加者が治験のために費やした時間・移動・身体的負担を補填するための費用であり、アルバイト給与とは法的な性質が異なる。源泉徴収の対象外で全額手渡し・振込されるが、所得として申告義務が生じる場合がある点には注意が必要だ(詳細は後述)。

形式別・謝礼相場一覧

スクリーニング(事前健康診断)のみ

本参加の前に実施する事前健康診断(スクリーニング)では、合否に関係なく交通費程度の謝礼が支払われることが多い。

  • 相場:3,000〜5,000円(交通費実費として)
  • 来院時間:2〜4時間程度
  • 支払いタイミング:当日または後日振込

日帰り(通院型):1回あたり

来院してその日のうちに帰宅する形式。薬の投与後、数時間の観察を経て帰宅できる。

  • 1回の来院:7,000〜15,000円
  • 複数回来院する案件の総謝礼:2〜6万円程度
  • 来院時間:4〜6時間
  • 向いている人:平日昼間に数時間確保できる人

短期入院(2〜5泊)

数日間の入院が必要な案件。施設内での観察・採血が中心で、外出はできない。

  • 1泊あたりの謝礼:15,000〜25,000円
  • 2泊3日の目安:3〜5万円
  • 4泊5日の目安:6〜12万円
  • 向いている人:まとまったスケジュールを確保できる人

中期入院(6〜9泊)

1週間前後の入院。生活管理が厳しくなり、謝礼も増える。来院観察が組み合わさると総額が大きくなる。

  • 7泊8日の目安:14〜21万円(来院分を含めると最大25万円程度)
  • 適格基準が厳しくなる傾向(BMI・喫煙・服薬などの条件が細かい)

長期入院(10〜14泊)

2週間前後の入院が必要な案件。謝礼が最も高額になるカテゴリだ。

  • 10泊11日の目安:20〜30万円
  • 14泊15日の目安:28〜45万円
  • 来院(前後の通院)分を含めると50万円前後になるケースも
  • フェーズI(健康成人対象・薬の安全性確認)案件が多い

謝礼の金額が決まる仕組み

負担の大きさに比例する

謝礼の金額は「参加者の負担の大きさ」に応じて設定される。具体的には以下の要素が謝礼を押し上げる。

  • 入院日数が長い
  • 来院回数が多い
  • 採血の回数が多い(血液提供量が多い)
  • 食事・外出などの生活制限が厳しい
  • 拘束時間が長い

「危険度」と謝礼は必ずしも比例しない

「謝礼が高い=危険な実験」というイメージを持つ人もいるが、これは正確ではない。高謝礼の主な要因は入院期間の長さや採血回数などの身体的・時間的負担であり、リスクの高さそのものではない。すべての治験は倫理審査委員会(IRB)の審査を受け、GCP(Good Clinical Practice)に基づいて実施される。ゼロリスクとは言えないが、安全性への配慮は徹底されている。

謝礼を受け取る際の税務・注意点

会社員は年間20万円超で確定申告が必要

治験の謝礼は「雑所得」に分類される。給与所得者(会社員・パートなど)は、年間の雑所得が20万円を超えると確定申告が必要になる。日帰り案件を数回こなすだけでも20万円を超えることがあるので注意が必要だ。

専業主婦・学生は48万円が目安

給与所得がない場合は基礎控除(48万円)が適用されるため、年間の治験謝礼が48万円以下なら所得税は発生しない。ただし住民税の申告は別途必要になる場合がある。

交通費は必要経費として控除できる

施設への往復交通費は雑所得の必要経費として認められる。ICカードの利用履歴や領収書、記録メモで証明できる。謝礼を受け取るたびに「日付・交通費」を記録しておくと申告時に便利だ。

謝礼の支払いタイミング

謝礼の支払いは、施設によって異なる。一般的には以下のパターンが多い。

  • 全工程終了後に一括振込(1〜4週間後が多い)
  • 来院ごとに都度支払い(現金または振込)
  • スクリーニング分は当日現金支払い

振込の場合、銀行口座情報の提出が必要になる。案件によっては現金手渡しのケースもある。支払い方法は参加前に施設に確認しておくと安心だ。

まとめ:日帰りで2〜6万円、14泊入院で30〜50万円が現実的な目安

治験の謝礼は参加形式によって大きく異なる。整理すると以下のようになる。

  • スクリーニングのみ:3,000〜5,000円
  • 日帰り(複数回来院):2〜6万円
  • 2〜5泊の短期入院:3〜12万円
  • 7〜9泊の中期入院:14〜25万円
  • 10〜14泊の長期入院:20〜50万円(来院込みで最大50万円超も)

はじめて参加する場合は日帰り型の案件から試してみて、流れや施設の雰囲気を把握した上で、自分のスケジュールと体力に合わせた案件に挑戦するのが賢明だ。モニコムでは現在募集中の案件の謝礼金額も確認できるので、ぜひ参考にしてほしい。

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